喪中はがき
喪中はがきのマナー。出し方と出す相手、時期について
22.08.09
身内に不幸があった場合、喪中の過ごし方として
「年賀状を出さない」ことは有名ですね。
その代わりに出すのが「喪中はがき」です。
「いつまでに準備すればいいか分からない」
「喪中はがきは、書き方に細かい決まりごとがあるのでは?」
そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は喪中はがきの書き方、出し方をご紹介していきます。
正しく喪中はがきを出せるように、
まずは喪中はがきを送る理由やマナーについて知っていきましょう。
喪中はがきは、新年を祝う代わりに送る挨拶状です。
喪中はがきは、新年の挨拶を控える旨を伝える挨拶状(年賀欠礼状)です。
もともとは宗教的な意味合いから生まれた風習だったようですが、
近年では悲しみや故人とのおつきあいへの感謝を伝えるという側面も強くなっているそうです。
実は、喪中はがきを送る風習はまだ歴史が浅いため、ルールが確立されていません。
各家庭や地域柄などにより考え方が異なる場合もあるようです。
喪中はがきは、二親等までの親族が亡くなった場合に出します。
喪中はがきは、一般的には「二親等までの親族が亡くなった場合に出す」
と知られていると思います。
しかし、二親等でも婚族(配偶者の祖父母・きょうだいの配偶者など)
の死の場合は喪中はがきを出すかどうかで悩む方が多いようです。
故人と同居していたかどうか、生計をともにしていたかなど、
故人との関わりの強さを目安にする場合もあります。
迷った場合は年長者に相談して決める、というご家庭も多いようですよ。
喪中はがきは毎年年賀状のやり取りをしている相手に送りましょう。
相手の方は今年もあなたに年賀状を出そうと考えていると思うので、
その前に「こちらから新年の挨拶はできません」とお知らせする必要があります。
つまり、年内に相手に届くようにすれば時期的には問題ありません。
しかし、できれば相手が年賀状を準備する前、
12月上旬頃には送付すると親切ですね。
郵便局が年賀状の受け付けを開始するのが例年12月15日ごろですので、その前に届くようにすると良いでしょう。
ちなみに、職場や個人的な友人には通常どおり年賀状を出す人も多いといいます。
故人と面識のない人や、故人との関係が浅い人には
喪中はがきは出さないという考え方もあるようです。
喪中はデリケートな話題ですので、
失敗してしまわないか不安になってしまうこともあるかと思います。
マナーだから、という側面からはあまり深く考えすぎず、
「伝える必要がある」と思った相手へ、きちんと出せば問題ありませんので、
安心して準備を進めていきましょう。
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