年賀状の準備

【年賀状マナーの基本!】賀詞/添え書き/年号・日付

17.11.16

【年賀状マナーの基本!】賀詞/添え書き/年号・日付

年賀状は、年始の大切なご挨拶です。
友人や親戚だけではなく、目上の方やビジネス関係の方に年賀状を出される方も多いのではないでしょうか?

「目上の方には、失礼にあたらない年賀状を送りたい…。」
「いくら友人に送るとは言っても親しき仲にも礼儀あり!年賀状のルールをおさらいしたい!」
とお考えの方も多いと思います。

心を込めて準備した年賀状が、相手に不快な思いをさせてしまっては悲しいですよね。
年賀状によく使われる定番フレーズの正しい使い方、そして挨拶文の書き方をしっかり押さえておきましょう!

<目次>
年賀状には欠かせない「賀詞」は、相手によって使い分けましょう!
挨拶やお礼などの「添え書き」には、忌み言葉や句読点を使わないようにしましょう
年号・日付は重複に気を付けましょう!
ネット注文印刷は賀詞が探しやすく、かんたんに印刷注文できます!

年賀状には欠かせない「賀詞」は、相手によって使い分けましょう!

 

年賀状は基本的に「賀詞」「添え書き」「年号、日付」の要素で構成されています。

賀詞は、最初のご挨拶の部分です。
賀詞の基本ルールや言葉の意味を知らないと、実はかなり恥ずかしい文章を送ってしまう可能性があります…。

まずは、年賀状には欠かせない「賀詞」の基本的なルールについてご紹介いたします。

特に目上の方への年賀状は、賀詞に気を付けましょう

賀詞の使い方

まず注意したいのが、目上の方に対して

・新春
・寿
・賀正

など、1文字や2文字の賀詞を使ってしまうことです。

実は「寿」などの1文字だけの言葉は、おめでたいということだけを表現している言葉、
「新春」などの2文字の言葉も、新しい春ですということを伝えているだけの言葉になります。

こういった賀詞は単体では年始の挨拶としては不足しており、敬意や丁寧さに欠けるとされるため、目上の方へ送る年賀状に使用するのは避けましょう。

目上の方には「謹賀新年」など4文字の賀詞を、迷ったら万人向けの賀詞を使えば失敗なし!

では、送る相手によってどのように言葉を使い分けると良いのでしょうか?
表にまとめてみました。

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目上の方への年賀状には、お祝いや新年の慶びを表す言葉に敬意や丁寧な気持ちを表す「謹」や「恭」の漢字を足した、「謹賀新年」「恭賀新年」など四文字の賀詞を用いましょう。
このような四文字の賀詞がもっとも敬意が高い表現とされています!

賀詞の使い分け

友人や目下の方に向けてのご挨拶としては「迎春」「賀正」など、 年賀状のデザインにもよく使われている言葉を使っても差し支えありません。

「明けましておめでとう」「Happy New Year!」は、気軽な挨拶でも心を許してくれる相手を選んで使うようにしましょう。

迷ったら「明けましておめでとうございます」や「新年おめでとうございます」など
相手を選ばず使える賀詞か、目上の人にも対応できる「謹んで新年のお慶びを申し上げます」などの賀詞を使うのが良いでしょう。

「新年あけましておめでとう」などの重複した表現を避けましょう

ありがちな使い方ですが「新年あけましておめでとう」は使い方として誤りとなるので注意が必要です。

実は「明ける」には、一定の状態が終わって新しい状態になる、という意味があります。
ですから、「新年明けまして~」というのは「新年が終わって~」という意味になってしまうのですね。
「あけましておめでとうございます」または「新年おめでとうございます」と書きましょう!

また、「A  Happy New Year」という言葉がよく使われますが、正しくは最初の「A」は不要であり「Happy New Year」となります。
クリスマスカードなどで使われる「Have a Merry Christmas and a Happy New Year」には“a”を入れるのが正しいので、混同しないよう注意しましょう!

重複でもう一つ気をつけてほしいことは、1枚の年賀状の中で2つのお祝いの言葉を使ってしまうことです。

よくある例として、年賀状のデザインの中に「謹賀新年」という言葉が入っているのに、添え書き文の中に「あけましておめでとうございます。」と入れてしまうことがあります。

実は「賀」という言葉は一文字で「おめでとう」というお祝いの意味があるので、その場合には添え書き文に「あけましておめでとうございます。」と使う必要はないのです。
お祝いの言葉は1つだけ使うように気をつけましょう。

挨拶やお礼などの「添え書き」には、忌み言葉や句読点を使わないようにしましょう

 

年賀状のマナー

賀詞の次に、添え書きを書いていきます。
添え書きとはご挨拶やお礼などを添えた文章のこと。
全部印刷で済まされた年賀状よりも、一言でも添え書きがある年賀状の方が相手の気持ちを感じて嬉しくなりますよね!

添え書きに書く内容は大きく分けて以下の3つです。
相手との関係などによって、必要に応じて組み合せて書きましょう!

①昨年中のお礼やあいさつ
②相手の繁栄や健康を気遣う言葉
③今年の付き合いをお願いする言葉

前向きな気持ちを伝える+一言手書きがおすすめです!

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添え書きを書く上でまず気を付けていただきたいのが、「忌み言葉」を使わない、ということです。
忌み言葉とは縁起の悪さを連想させる言葉のことです。
おめでたい新年に縁起の悪い言葉は、できるだけ使いたくないですよね。

間違って使ってしまう可能性の高い忌み言葉の一つに、去年の「去」があります。
「去」には「去る」という意味があるので、新年の挨拶にはふさわしくないのですね。
去年ではなく、「昨年」「旧年」を使うようにしましょう。

他に「失(う)」「破(れる)」「枯(れる)」「衰(える)」などの忌み言葉も、お祝いのあいさつに相応しくないはとされるため避けるようにしましょう。
できるだけ、明るく楽しい雰囲気の言葉を使いたいですね!

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このことに気を付ければ、過剰にマナーを気にする必要はありません。
あとはお祝いらしく自分の前向きな気持ちを述べることです!

疎遠になっており、年賀状でのコミュニケーションが主になっているような相手でも「今年はお会いできるのを楽しみにしています」といった言葉を添えると良いでしょう。

また、既存の文面に手書きで一言添えるという方は多いです。
印刷された文章だけでなく、一言でも手書きの文章が入ることで相手への心遣いが伝わり親しみのある年賀状になると思います!

目上の方への添え書きには、句読点を使わないようにしましょう

また、特に目上の方に対して添え書きを書く上で気を付けていただきたいことは、句読点を使わない、ということです。
元々日本語には句読点がなかったのですが、教育が進んでいくにつれて「どんな人にでも読みやすいように」という理由で、句読点が使われるようになったそうです。
ですから、目上の方に対して句読点を使うことは、「読みやすくした」というニュアンスが含まれてしまい、失礼にあたるそうです。

句読点をつけない、ということには「年初めの喜ばしいことに、区切りをつけない。」という意味も含まれているそうですよ!

句読点を使ってもあまり気にされない方もいらっしゃるとは思いますが、目上の方には使わない方が無難だと思います。

年号・日付は重複に気を付けましょう!

 

年賀状には、その年の正しい年号や日付を入れるようにします!

年号は、西暦でも元号でも構わないことになっています。
ただし、賀詞に年号が入っている場合には書く必要はありません。

日付は「元日」「元旦」を使う場合が多いと思いますが、
こちらも使い方には注意が必要です!
元日は「一年の初めの日」、元旦は「新年の初めの朝」という意味があります。
ですから、「一月元旦」「一月一日元旦」とは使わず、「令和○○年 元旦」のように使うようにしましょう!

また、年賀状が元旦を過ぎてから届きそうな場合にも、「元日」「元旦」は使わず、
代わりに「正月」「一月」を使うようにしましょう!

ネット注文印刷は賀詞が探しやすく、かんたんに印刷注文できます!

 

年賀状には、SNSやメールでの挨拶にはない日本文化の味わいがありますよね。

しかし、自宅プリントの年賀状には、書き損じや印刷ミスなど、予想外のトラブルがつきものです!
年末近くにはがきの不足やインク切れなどが起きると、年賀状の投函が遅れて元日に届かなくなってしまう可能性もあります。

家庭用プリンターでの印刷が不安、難しいと感じる、という方は印刷をプロにまかせてみてはどうでしょうか?

オススメは、今注目されているインターネットから印刷を注文する方法です!
ネット印刷会社「京都の四季」は、通常印刷なら18時までの注文で翌営業日出荷が可能です。ただ、年内最終受付にも注意しましょう。

年賀状準備のスタートダッシュが遅れてしまった方でも元日に間に合わせることができそうですね。

お店によっては注文時、賀詞別にデザインを表示できる機能や、賀詞を変更できるレイアウト調整機能もあるそうです。
本記事でお伝えしたようなマナー違反の心配も少なくなるので安心ですね!

新年をお祝いするための年賀状なのに、マナーが守れていないことで相手に気持ちが伝わらないようではお互い残念な気持ちになってしまいます。

マナーに配慮したあいさつで、すっきりした気持ちで新年を迎えましょう♪

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