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愛好家が年賀状交換会に出したはがきの中には、口・耳・目を隠した猿のイラストに「不景気を云をまい見まい聞こうまい」という句が。当時は、昭和4年に始まった「昭和恐慌」と呼ばれる大不況の最中でしたが、前年末からの金融政策(金本位制離脱・低金利による円安)を受け、この申年のうちに日本は急速なデフレ脱却を果たしました。干支の猿と「不況が去る」を“さる”で掛けた年賀状は、景気のⅤ字回復を見事に言い当てたともいえるでしょうか。
また前年に、郵便事業で用いる距離や容積・重量の単位がすべてメートル法に移行。それまでは、昔ながらの尺貫法が使われていました。
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昭和7年(1932)の年賀状一覧です。